毎日暑いですね。
気温が高い季節は植物の成長が早く、収穫量も増えるので、家庭菜園をしている方にとっては、これまでの努力が報われる楽しい季節だと思います。
でも、これだけ暑いと毎日の水やりが非常に重要です。
これはただ単に毎日水やりをすれば良いということではありません。
水やりが不足することは当然ダメですが、やり過ぎも避けたいところです。
野菜の種類によっては、やりすぎると腐るものもありますので、注意が必要なのです。
今日は夏場の水やりで以下のとおり注意すべき5つのポイントをまとめました。
- 「土壌の水分を確認する」
- 「均等な水やり」
- 「マルチングの利用と水の保持」
- 「朝と夕方に水やり」
- 「植物の水需要のサインを失わない」
ぜひご覧ください。
水やりを失敗しない5つの方法
土壌の水分を確認する
毎日水やりが必要かどうかを判断するために、土壌の水分を確認しましょう。
指を土に挿してみて、表面から数センチの深さが乾いていれば水やりが必要です。
夏場は水分の蒸発が早いですが、表面が乾いているように見えても案外土の中には水分があるときがあります。
プランターなどの容器で栽培している場合、土壌がすぐに乾燥しやすいため、頻繁な水が必要です。
容器の材質や大きさに合わせて水やりの頻度を調整しましょう。
均等な水やり
植物の周りや根元に均等に考えるように心がけましょう。 根元に直接水を掛けることで、根に十分な水分が行きわたります。
容器栽培の植物は土壌がすぐに乾燥しやすいため、頻繁な水やりが必要です。 容器の材質や大きさに合わせて水やりの頻度を調整しましょう。
畑での栽培と比較すると、プランターなどで育てる場合は乾燥しやすいので、容器全体に水がいきわたるように水やりをしてみましょう。
マルチングの利用と水の保持
マルチング(保湿シートや有機質の覆い)を使うことで、土壌の水分を保持し、水やりの頻度を減らすことができます。
土から水分が蒸発しそうになっても、マルチはビニール製なので蒸発を抑制してくれます。
しかしながら、黒いマルチを使う場合は、マルチの下が高温になる可能性がありますので注意が必要です。
夏野菜の多くは35℃以上の高温だと元気がなくなってきます。
うまく日陰を作るなど、マルチを使う場合は少し工夫が必要になります。
朝と夕方に水やり
昼間 の高温時は水の集中が激しいため、朝と夕方に水やりを行うことで植物に十分な水分を確保しやすくなります。
夏の暑い日の中は水分が蒸発しやすいため、朝方(太陽が昇る前でも可)に水やりを行うことが最適です。これによって植物が日中に適切な水分を保持できます。
しかしながら、昼間は非常に暑いので、朝遅い時間に水やりをしてしまうと、土の中の温度が上昇しすぎて植物自身には悪影響を及ぼす可能性もあります。
真夏の日中は40℃近くまで気温が上昇する地域もあるので、そうなると植物にお湯をかけているような感じになります。
また、雨が降った場合、その日は通常の水やりを控えるか、軽く行う程度に留めることで、自然の水を利用することができます。
僕の場合は畑で栽培しているので、雨が降った後は2日は水やりを控えるというマイルールを持っています。
植物の水需要のサインを失わない
植物が水不足や過剰な水を受けているサインに注意しましょう。
植物が元気であるか、枯れたり黄色くなったりしていないかを定期的に観察しましょう。
これによって水やりの調整が必要か判断できます。
植物の種類によって水やりの頻度が異なります。 耐乾燥性の高い植物は比較的まれな水やりで時々ありますが、水を好む植物は頻繁な水やりが必要です。
水を好む野菜
・キュウリ
・スイカ
・ピーマン
・ナス
水やりが少ない方が良い野菜
・じゃがいも
・里芋
・山芋
・レタス
芋類は比較的、水やりが少なくても大丈夫です。
しかしながら、あまりにも少なすぎると萎れてきて、そこから慌てて水やりをしても回復しないことがあるので、注意が必要です。
レタスなども水をあげすぎると腐る原因になることがあります。
例えば、水が少なくても良い野菜に対しては、雨が降らない週であれば日曜日に水やりを行う等、ルールを決めておくと良いと思います。
トマトなどは比較的、水が少なくても良いですが、乾燥気味に育てていると、大雨が降ったときに実割れの原因になるので、注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか。
今日は真夏の家庭菜園における水やりで失敗しないための方法について紹介しました。
畑で栽培しているのか、プランターで栽培しているのかによって水やりの方法が異なりますので、しっかり植物の様子を普段から観察し、水切れのサインを見逃さないようにしたいですね。
単なる水やりを侮るなかれ、案外奥が深いですよね。
真夏の農作業は大変ですが、その分収穫量も多く報われる感じが大きいのも大きな特徴です。
頑張って夏の暑さを乗り切って、野菜の収穫量を最大化したいですね。
ではまた。